東日本大震災から6年

2016年12月16日クリスマスプレゼント大作戦にて

渡辺先生がいらっしゃる幼稚園にも毎年訪問しています

宮城県南三陸町の「あさひ幼稚園」に勤めている渡辺先生。Team-Kとして「クリスマスプレゼント大作戦」などでお世話になっており、また同世代ということもあり、先日の2017年3月定期支援で開催されたBBQ交流会にご招待しました。震災からまもなく6年。被災地と言われる南三陸町に住む渡辺先生の思いなどを伺いました。

ーまずは、まもなく発生から6年。震災を振り返っていかがでしょうか。

わたしの自宅は南三陸町の海から離れたところにあるため、直接的な被災はありませんでした。しかし、地元が被災したということが、職場を変えるきっかけのひとつになりました。以前は隣町の幼稚園に勤務しており、地元が変わっていく様子や、周りの人たちがどういう生活をしているのかわからなかったのです。何か動きたい!地元のために何かしたい!という気持ちから、転職を決意しました。

 

―子どもたちへの想いというものはいかがですか?

あさひ幼稚園は、いろんな方の善意の気持ちと支援で再建した幼稚園です。今のこどもたちは震災を知らない子がほとんど。いかに震災のことを伝えていくか、幼稚園がどのようにして再建したか伝えるのが、自分にできる役割だと思っています。

Team-Kやたくさんのボランティアさんからもクリスマスでプレゼントをもらってきましたが、「もらってあたりまえ」と感じてしまっているこどもたちもいるのも事実です。教師がそう思わせてはいけないと感じています。避難訓練を毎月実施したり、3.11の鎮魂の日の話をしたり、繰り返し話をすることで、震災のことや、幼稚園のこと、支援されたことを伝えていこうと思っています。

(ここでTeam-Kメンバーからもいくつか質問がでた)

―震災直後と今、こどもたちの変化はありましたか?

震災直後のこどもたちは余震があると泣き出してしまっていたようですが、最近では、地震の怖さや津波の怖さがわからないようで、危機感が薄くなっているのかなと思います。

 

ー震災当時のことで印象的なことはありますか?

食べ物に困りました。被災した人は支援物資が届いていましたが、家が流されなかった人たちは、「家があるからいいじゃないか」と言われることもあった。幸いに家が農家なので、何とかすることが出来ました。備えは大事です。

 

ー確かに、震災直後に支援物資を届けるなかで、私も言われたことがあった。「家が残った私たちも被災者なの。」とても心が痛かった。私たちはすべての人に届けることなんて出来ずに、避難所となっているところへ足を運んでいた。それでも、何もしないより、出来ることを続けてきました。

2016年12月16日

クリスマスプレゼント大作戦にて

左から渡辺先生、Team-K石原

―Team-Kとの出会いは?

3年前のクリスマス大作戦で、当時はまだ増築のためプレハブ園舎でした。雪が降った日にいらっしゃいました。「プレゼントを忘れたので、もう一回来ます。」と言っていたのを今でも覚えています。(笑)メンバーがサンタやトナカイ、クリスマスツリー、プレゼントボックスなどの仮装で来てくれて、こどもたちもすごい喜んでいました。もらったぬいぐるみも雪降る中、抱きしめながら帰っていきました。

 

―若いひとたちは他の県に流れていきましたか?渡辺先生のように地元のためにがんばろうとしている人もいますか?

県外に出ても、地元に戻ってくる人は多くいます。震災関係なしに、地元にはひきつけるものがあるようです。みなさん、南三陸の魅力はどうですか?県外から移住してくる方に、色々な制度もありますよ。園児が少なくなってきているのが悩みです・・・。

 

―地元のひとにとって復興といえるのは何ですか?

ひとりひとり違うと思うが、私は「復興」というのがよくわからない。町並みが今までとまったく変わっていて、これからどのようになっていくか先がわからない。様々な形になっていくのをみてきたが、先が見えないのが怖い。

わたしの幼稚園で言ったら、「増築が終わって、引越しが終わってけじめがついた」というのが復興ではないかと思います。

 

―地元の立ち寄ってほしいところはありますか?

やっぱり海ですね。海をみてほしいなということがあります。ベイサイドアリーナからくだっていった「はまゆり大橋」から見える海がすごくきれいなので、ぜひ見てほしいです。自慢の場所です。

 

今まで活動を続けていくなかで、「まだ海が見られない。」という方もいらっしゃる反面、漁師のお父さんやお母さん、たくさんの地元の方が、海のことを誇りとしてお話をしてくださいました。震災当時の話では、家が流された・流されないで大きな差があったのかと思います。何がいい、悪いではなく、こういう事実もあったのだとみなさんに知っていただきたいです。

地元の子どもたちに向ける渡辺先生をはじめ、先生方の熱いまなざし。そんな想いを受けて地域を引っ張っていくのは、他ならぬ地元っこたちだろう。

テキスト 安斎

編集 石原、安斎

写真 田邊

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